土佐山村ニュ-ス     第一部  
<特集>
大事件の村は消える?
   高知県土佐山村「こんな村に誰がした」   

 
 

 平成13年1月27日夜、「土佐山村の収入役が15億円使途不明」〃
村中が凍り付くような大事件のニュースが流れた。

 村民は、「なぜ?」「どうして?」・・・様々な推測、憶測、噂、疑惑、収入役に深く係わったと言われる議員名、夜の街を一緒に飲み歩いたと言われる監査員・役場職員名、そして特定村民の名前がずらり広がった。

門田博文村長は、「村に責任はない」「村民に迷惑はかけない」そう言い切った。そしてこの事件を釈明、解決する為に「職務を全うする」と言い続け、己の職務上の管理、監督責任を怠った進退のけじめもつけずに、とうとう村長の座にいすわってしまったのである。

一般社会ではとても許されることではない。このような姿勢の村長が何処にいるだろう、聞いたことがない。民間会社なら大変なことだ。絶対に許されない。しかしこの村ではそれが許され続けているのは驚くべき異常な村である。

事件発覚から無責任で己の公約を一切守らない門田村長の村政のあり方や、事件に関する疑惑に一貫して言及を続けた議員がわずか一人しかいなかったこともあきれた議会である。

(当時)疑惑続きの議会、大勢のマスコミが傍聴席にいる緊張の中で、どこかの土手に花を植える考えはないかと質問するのんきな議員もいた。
この村は役場職員が何をしようと咎めなし、住民が何を言おうと事にしない役場、常識が通らず正義を悪にとらえ、正義を主張の活動家や事件の疑惑に言及した議員を悪く言い広める村民性がある。

※ 「事件発覚」、、門田村政は村民の為に何をしてきたか?」

「公約守らず責任取らず」
異常な姿勢の門田博文村長の村政を検証。

平成11年、春の統一地方選で勝利、5月に門田村政始まる。
1.所信は六つの基本政策を揚げて当選したものの??どれ一つ公約を守っていない村長である。それについては議会でも一議員が再三言及しているが、いづれも答弁は曖昧。

2.巨額不正は前村長からの引継の際に発覚されなければならなかった。それには三つの疑惑がある。
(1)なにごとも無責任でチェック能力がない人物ではないのか?
(2)助役当時から知っており、前村長の丸投げをそのまま受けざるを得なかった。
(3)村ぐるみで知らぬは新しく就任の助役のみだったのではないか?

 前村長時代から事前協議や議会対策等が市内の飲食街で頻繁に行われていたとの噂が続いたように事件と門田村政(前収入役を慕い、夜の街を同行した職員を含めて)の疑惑の縁は切れるところが見つからない。
「まったく知らなかった」・・・それを無理に認めてやるとすれば、この村長は頭がへんで不正を見つける事が出来なかった…との見方しかなかろう。

3.門田村長は政治生命をかけると言い切って議会の承認を取り付け、リニューアルした平石の現アクアパーク土佐山ドルフィンの近況。

 その施設は民間企業への無料貸しが二回目である。一回目は高知市内の企業に不採算で返され、二回目も時間の問題と言われている。安アパートにでもしておれば人口も増え交付金も増え、無料貸に比べればどれ程良いか?

 これだけの失政をやりながら政治生命をかけるどころか?この村長は責任をまったく取らない。それでも議会は平気でほったらかしている。

「事件対策負けばかりか?」
 門田博文村長は「私は知らなかった」と主張。村に責任はないと言い続けながらこれまでの結果,,

高知銀行、みずほ銀行、信金中央金庫には、いくら白を切っても避けてはとうれない部分があってか、和解金七億円支払ったのである。この内容は五分五分ではない明らかに負けである。基金の亡失金額の回収不能金額一億六千万円については重大過失責任が問われる見通しではないか?すでにこの二件については住民が怒って村長を訴えている。

裁判中の四国銀行の件についても、やがてまた住民に訴えられるであろうが、門田博文村長はこれまで住民の為に何をしてきたか?結果は公約は一切守らず村の金は失政による無駄遣い、役場の中では犯罪者を飼い太らせ、その果てには釈明に行き詰まり、和解金支払いの為に村民の金を七億円ももぎあげて支払った。

まだ四国銀行にも大金が必要となろうが、それでも平気で居座り続け、とうとう村を消すことになる見通しにある。それでもこの村長が良いとする住民が多い。
その住民達にはどのようなメリットが続いているだろうか? そこに大きな疑問があり、その一方では門田村長のトップとしてのこれまでの姿勢と人間性は社会から問われ続くのではなかろうか?

次回第二部(予告)
「こんな村に誰がした」 ”この村を駄目にした男達”
 JSN・NEWS 編集長.杉本武繁