リポート2015

 

 

高知市森林組合の実態!

                まえがき
森林組合法
(目的)
第1条 この法律は、森林所有者の協同組織の発達を促進することにより、森林所有者の経済的社会的地位の向上並びに森林の保続培養及び森林生産力の増進を図り、もつて国民経済の発展に資することを目的とする。

(1)森林組合とは
森林組合は、森林組合法に基づいて設立された森林所有者の協同組織であり、「森林所有者の経済的社会的地位の向上」、「森林の保続培養」、「森林生産力の増進」を目的としています。

森林組合は、森林の経営指導、森林施業の受託、病害虫の防除など、森林の適正な管理のための事業のいずれかを必ず行わなければならないとされています。また、資材の共同購入、林産物の加工・販売等の経済事業については任意で行うことができます。

( 森林組合連合会は、各都道府県の森林組合連合会を統括する全国森林組合連合会が1、各都道府県内の森林組合等を統括する都道府県森林組合連合会が46あり、系統の上位組織として、会員である森林組合等が行う森林整備、販売、購買等の事業の指導、監督等を行っています。)
以上 原文。

高知市森林組合の実態?
 (組合員830名)
森林組合法の目的には遠い実態の様子、事業報告書から実態知る。
  (自、平成25年4月1日~ 至、平成26年3月31日)

事業報告書の損益では、わずかながら黒字にはなっているものの活動内容は前記の森林組合法からはかなり遠いようでその実態は、主に役員報酬、、職員給料、間伐職等の給料などのまかない組合と言えそう。森林組合法の「森林所有者の経済的社会的地位の向上」などにはほど遠い内容。

今回は平成25年度事業報告書から特に役員についてリポート。
この組合の役員構成は次の通り。


理事6名(代表理事組合長を含む) 監事3名。

この非常勤の役員報酬として25年度では300万円を超えている。(3、339、950円、計上されている
25年度の理事会は5回開催されており、監査は2回開催。

そこで疑問、

去る平成27年1月26日の午前中に参事に聞けば、代表理事組合長の報酬は100万円と、、それ以外は言えなかった。
その他の理事などについても聞けなかった。実に閉鎖的で透明性はない。

そこで平成25年度の事業報告書から役員報酬の3、339、950円に注目して分析。

 去る1月26日午前中に参事から聞いた代表理事組合長の報酬は100万円と、、言われたそれをヒントに分析すれば、仮に3、339、950円から代表理事組合長の報酬100万円を除き、更に監事3名の60万円を除くと理事5名の報酬の計算上では1、739、950円となる。

単純な計算上では理事一人あたり347、990円の報酬となる。
理事会へ5回出席で1回出席が69、598円となる。
しかし、これには詳細な内訳があろうが、平均して一人あたりに、これだけのお金がかかっているのである。

単純な計算上ではこのような数字になるが、この中にはいろんな詳細な科目があろうが聞くところでは理事一人あたり年200、000円とも言う。
それでも一回の出席に40、000円となるで、理事たちはそれに値するだけの仕事を本当にしているのか大いに疑問である。
このような数字の説明になるのは去る平成27年1月26日の午前中に参事に聞いても参事がきちんと説明できなかったからこうなる。

例として地域の世話役、旧土佐山村の区長の報酬は年間6ー8万円、それでも年中地区民のこまごまな世話に徹している。

この組合の理事6名、 監事3名の役員たちが、この組合の運営上、報酬に見合うだけの仕事をしているだろうか?
報酬に見合うだけの仕事ができておれば高くはなかろうが果たしてその実態は、、?
役員の活動の内面の公開がないので、どの役員がどれだけの活動をしているのか、わからないのである。

定款の第35条では監事の職務は相当多いが、年2回の監査だけなのか、それともお金の使い方など運営の内面の見定めに常時事務所に現れているのか?

( ほかの例には、一般の非常勤の役員報酬は1日8000円で、だいたい半日で終わるので4000円。)

25年度の会議費642、415円、26年度では800、000円の予算となっていが、この会議費の内訳は?、どんな豪華な会場で、どんな会議がされているのか疑問。

その疑問を事務所に詳しい一人の組合員に聞いてみれば、会議費の予算の内から総会に出席者には当日商品券を渡しているという。
なかには商品券をもらうと総会には出席せずにすぐ帰る総代の組合員もいるという。

それじゃー 総代以外の組合員の620名の組合員たいしてあまりにも不公平ではなかろうか、そのようなお金があるならば、なぜもっと全組合員のためのビジネス活動費に使う知恵がないのか更に疑問がある。 

次に事務所の対応について、
去る平成27年1月26日の午前中に組合事務所に出向きの際、参事が対応、定款の一部、7枚をコピーしてもらった。
ところが、組合長の決裁がないので渡せないという。
後日、コピー代の140円の請求書に92円の切手を貼って定款のコピーを送ってきたので140円をわざわざ払いに行った。

こんな程度のことが事務所の参事の決裁ができない、聞いたことがない事務所である。

東京、山口、金沢森林組合ではホームページから定款は検索で無料でプリントできる。
それに比べてどれだけの違いがあるのか?

去る平成27年3月6日の朝、鏡の組合員から理事のモラルの苦情をうけた。
その内容は、U組合員からある理事に電話でニッケイの栽培計画の提案の話をすれば、
、その理事は、、俺は非常勤じゃーと言って取り合ってくれん。相談にも乗ってくれん。
今がせいっぱいじゃー、やりたければ自分でやればいい、そのような言い方の態度で話にならなかったと言う。(今回はその理事の名前は書かないことにしておく)

 このような理事には組合員からの提案の話はできない、、組合員からの提案を聞く気はない、そのような苦情を受けが、このよう理事がいるようでは、理事、監事、幹部職員等は定款35条の2、35条3以下の勉強が必要ではなかろうか?


今の時代に組合作成のホームページがない。

高知市森林組合は県庁所在地の中央市にある森林組合で、この組合には今の時代に高知市森林組合作成のホームページがないので組合員830名の内210名の総代以外の組合員の620名にはどのような組合活動しているのか実態を外部から検索できないのである。
 
 県外、県内の森林組合のほとんどの森林組合はホームページを開けば事業内容が検索できる。

 それに比べて高知市森林組合はよそなみのレベルには遠い現状、それは理事と事務能力に問題があろうが、今の高知市森林組合の実態では、森林組合法(目的)第1条にはほど遠い内容の現状にある。

「森林所有者の経済的社会的地位の向上」、「森林の保続培養」、「森林生産力の増進」を目的としている』森林組合法から見ても山主に多くのお金の入るビジネス活動の組合には遠く、高知市森林組合の改革の第一歩は、有能な人材の投入にすべてがあり役員の総入れかえであろう。
改革は現在の代表理事組合長の手腕次第。


この組合の経過には旧土佐山村と旧鏡村の森林組合当時からいろんなことがあったが高知市になってからも旧土佐山村の公職にあった人がこの組合の理事や、監事を勤めてきた経過があり、、旧土佐山村を振り返れば、村の財政が平成3年から12年まで二重帳簿の村政を続けており、それが公になって大きな事件になって騒ぎが大きくなってからは、知らなかった村に責任はない、と言い張って誰も責任をとらなかった方々が役員をやってきたその経過があり、、その方々に任せてきているので他の組合に比べるのが無理かもしれない。

この組合の体制で高知で今稼働が始まっている木質発電への燃料の供給ができるだろうか?その懸念がある。

このような高知市森林組合の改革には、交渉能力に優れた現在の代表理事組合長の手腕にかかっていると言えるのであるが、、、。

平成27年4月8日
取材担当
杉本 武繁

追記
平成27年6月5日付で平成27年度の「通常総代会資料」が届いた。
事業報告書
自 平成26年4月 1日
至 平成27年3月31日

2ページの監査報告を見て驚いた。

各々の事業について監事から具体的な「意見」(事業別の実施内容の評価について)や「指摘」(問題点について)がなく、よく読んでみれば、日付が変わっているだけで、内容が平成26年度の丸写しのようで、各々の事業とそれの決済に満点があるだろうか?それほど優秀な組合とは思えないが、、、

監事は各々の事業についての具体的な監査記録を残しているだろうか?
それに3人の監事が署名捺印してありこれでは、まるで、平成13年「土佐山村の収入役が15億円使途不明」〃旧土佐山村の監査によく似ている思いがするが、、、、

何も言えない総代以外の組合員は、むごい、この組合はさかのぼって外部監査が必要ではなかろうか?

平成27年6月15日突然(県道土佐山下中切)組合長に車のよけ違いに出会ったので、その場で次のように忠告をした。

今の役員と監事では現状以上のことはできんぞ、、、、監査報告を見て驚いた。前年度の日付を変えただけで全文前年度のままだ、、、
監事の具体的な監査記録があるのか? 報酬が高いが、報酬に見合うだけの仕事をしているのか?
それに対して組合長からの反応なし。

平成27年6月19日午後開催された通常総代会に出席の組合員から様子を聞くことができた。

出席の組合員からは森林組合の運営についての具体的な意見や、追求はでなかったという。

質問された者は3-4人だったと言うので平穏な会議で改革などの発言なし、ただ知らなかったことは、

この組合には組合員の他に、協力員か、協力者のような方がいることを聞いたが、その方たちの実態は知らない。
この組合に協力されている方々なら、この際、貢献者として名簿に掲載するべきではなかろうか、

結論は、今以上の改革の期待はできない組合、この組合員たちは内容によっては高知市の「鏡地域振興課」が役立つことが多かろう。
市の職員の方が透明性があるだけよかろう。
この組合の運営は外部からネット検索ができない不透明な部分がある。

以上。