経営者と従業員の課題
筆者は若い頃2つの会社の経営をした。その後も独立の仕事で今日にある。
その為に上司のいない仕事ばかりで上下関係の職場の経験がないので従業員の立場の心がよくわからないことが多いが、
しかし、経営者の立場では長い経験をしてきた。
きっと古い考えの人間であろうが、それでも一言いいたい。
そこで現代社会へ向けて一説。
今の時代は個性的な自己主張の強い現代人が多い。
それは未来志向としては必要な事ではあろうが、しかし、生活のためには、どんな職でもその事業所の経営方針に従わなければ給料はもらえない。
どこの職場にも、仕事の目的とその仕上げの期限がある。
自分のやりたいことのできる職場へ就職したいと言う現代人が多いが、どこの職場も社員のやりたいことばかりをやらせるような
そんなゆとりのある職場があるだろうか?
新しい発想を求めて一時的にはあるかもしれないが、それはテーマを与えられて自由は限られているはずです。
現代は大方の事業主は即戦力をもとめている現状にある。
社会人として自分の力で生きるためには、第一には、働ける場所があれば正規であろうが非正規であろうが生活のできる職に就くこと。
その職場が必要とする社員なら、必ず正社員に取る。やりたいことをやるなら副業でやればいい。
次に、どこまでも便利を追求した技術開発が果てしなく続いている。
具体的には、交通機関に於いても今以上のスピードが必要だろうか?
家庭用品にしても今以上の多機能が必要だろうか?使われない機能が多すぎる。
あまりにも便利を追求した技術開発が多い現代、人間の機能を鈍らせる技術が多くなっている。
一度、立ち止まってさらに開発が必要な分野と、これ以上の便利さは不要と見なすものを見分ける時期にあるように思う。
今は、その分岐の時期にありはしないのか?
広い宇宙にも宇宙の果てがある説のように、このまま続けば、やがて現代社会にも社会の果てに行き着くだろう。
若者には未来がある。その出発には仕事の好き嫌いをせずに、引きこもりをせずに仕事に就こう。
そこから未来が開ける。
2014年9月10日
筆者は仕事をしない若者に憎まれそうだから匿名にしておく。