1987年8月28日初版発行              1990年7月27日発行            著者 山崎圭。


 

サンデー毎日  1991年8月25日号 5-6-7ページに掲載。


株式会社 山崎技研 ここを開いてください。

著者 山崎圭さんの思い出。

自然こそ最高の文化、
そう言い続け自然を愛し、高知の環境活動の先駆者として、その名を知られた著者山崎圭(本名圭二)さんが、

長年にわたり志ていた湾の海水汚染の浄化対策活動として1990年(平成2年)3月26日「浦ノ内湾をよみがえらせる会」を設立、

会長山崎圭、総合企画と事務局長杉本武繁が担当、賛同会員は須崎市、土佐市、浦ノ内湾の関係者ら大多数の会となる。

会の設立から高知のホテルのレストランで午前10時ー11時まで山崎圭さんご夫婦と毎日会って山崎圭さんの環境保全活動においての哲学と志を聞きながら、その志を実現させるための活動を続け、浦ノ内湾に関係している須崎市と土佐市に呼びかけを続けて3ヶ年余りの活動の結果、須崎市と土佐市からは多くの賛同を得て、会長山崎圭さん提案の「浦ノ内湾の海水浄化事業計画」を県知事に陳情、県知事のコメントはその内容を支持、直ちに県議会へ請願書を提出、その請願書が1993年(平成5年)3月19日に県議会で採択されました。

その活動の最中の1991年(平成3年)には全国誌の週刊、サンデー毎日8月25日号に掲載された山崎圭さんのインタビュー記事、3ページの編集を担当など、山崎圭さんの志へのお手伝が深かったので、時には、ふと思い出した時、何かを書きたくなります。
そこでこのたび山崎圭さんの著書を紹介いたしました。

山崎圭さんからよく聞いてきた話の中には「頭の良くない役人に肩書きを与えたら、それはキチガイに刃物を与えたと同じだ」
市民、県民はえらいめにあう。

大きな災害のニュースで、役人の言い訳を聞くたびに思い出す言葉です。

著書出版の思いは、と聞きますと、、社会の矛盾を正し、世直しに役立ちたい、そう言って細目で遠くをながめていた。

自然を愛し、自然に学べ、それが哲学のようで、なにごとにも勇気と正義感が強く、純粋な精神の土佐の人であることを感じました。

忘れられない土佐の人、その一人です。


2014/10/01
杉本 武繁