近代文明を築いた主要エネルギーの化石燃料

        化石燃料の重要課題を解決に新技術

    

               序 論

 

1975年から燃焼工学一筋に研究の目的は燃焼理論の究極にある。 

 

 それは大気汚染の発生源になっている化石燃料の重要課題を解決の燃焼技術が確立していないからである。

 

ものが燃える理想の燃焼とは、全ての燃料が燃え尽きれば煙はなくなり発熱量を最大に利用の燃焼法で (理論発熱量)排気ガスは無味底臭となり二酸化炭素と水と微量の副産物となる。

 

 これが発熱量の損失がなく大気汚染は改善される理想のクリーン燃焼である。

 

 ※  燃焼の理想の炎とは、、、

 

 可燃物が燃え尽きて完全に熱にかわれば炎は透明化される。

 

 例えば、太陽の光が大気や地上にあたって、その存在がわかるように、物が完全に燃え尽きればその炎もなにかに当たらなければ炎の存在が見えなくなる。

 

理想のクリーン燃焼になれば、従来からの噴霧ノズル方式に比べて省エネ効果は大きい。

 

 植物を原料しとした木炭は先人たちの知恵によって製炭技術が確立して古代から変化なく現代に続くクリーン燃料の木炭は無煙で燃えつきて灰になる。

 

 それにくらべて近代文明を築いたその主要エネルギーの化石燃料は近代技術においてもまだ排気ガスの浄化システムが必要な現状がつづいている。

その具体例では自動車の排気ガスの浄化装置や産業用の燃焼機器類などでは複雑な機構による技術開発が続きながら排気ガスの浄化システムが不要にならない。

 

 それは従来からの噴霧ノズル方式の燃焼技術では燃料と空気の混合が部分的に不均一になるため不完全な燃焼の部分が残りそれが大気汚染源になっている。

つまり、化石燃料は木炭のように燃えつきて無害になる技術が確立していないのである。

 

                本 論

 

化石燃料の重要課題を解決の新技術

 

「新しい気体の発生原理」の発明によって極めてシンプルな機構で化石燃料の発熱量を理論発熱量に最も近い値まで最大に利用できる理想のクリーン燃焼技術を確立した。

(燃料と空気の優れた混合技術によって化石燃料も木炭のように燃えつきる燃焼技術。)

 

水の熱分解による効果 

 

 この技術では水の最小分子レベルの気体の発生が可能になり、その水の気体と燃料の混合燃焼では炎の熱で水の最小分子は分解されて水素は発熱に、酸素は空気中の酸素にプラスされて燃焼をより向上させる効果がある。

1975年の夏に開始から、これまでの研究結果では、燃料の含水量が10-50%程度が極めてクリーン燃焼になることが明らかになった。

 

二酸化炭素

 

 排気ガスの二酸化炭素を可逆的に分解して(一酸化炭素と酸素に)酸素は酸素透過膜を透過させ利用または大気に放出、一酸化炭素は加湿混合して再燃焼させる技術の確立をめざして研究を進めている。(循環燃焼が可能)

 

酸素透過膜について

 

 従来からの噴霧ノズル方式の燃焼技術では不完全な燃焼の部分が残るために煤などの影響による酸素透過膜の寿命に課題がある。

 その課題についてはこの発明による理想のクリーン燃焼技術の確立によって排気ガスのクリーン化と最新技術の進歩による酸素透過膜の透過率の向上などで実用化が可能になる。

   

                結 論

 

「新しい気体の発生原理」の発明によって化石燃料の理想のクリーン燃焼技術を確立、そして、二酸化炭素を分解して酸素は酸素透過膜を透過させ利用または大気に放出、一酸化炭素は再燃焼させる。

 この技術の確立によって、これまでの重要課題を解決、大気汚染と二酸化炭素の増加が主な原因とされている地球の温暖化による気象の変動からの大災害などの重要課題を解決、

これまでとは逆に化石燃料を多く使うほど大気環境の大改善につながるのである。

 

すべての燃料のクリーン燃焼の究極は空気と燃料との均一な混合技術である。

 

この燃焼技術の未来にはなにがあるのか?

 

それは世界の産業界に、このクリーン燃焼技術の提供によって、これまでの気象変動による災害の減少と環境汚染の大改善の未来が待っているのである。

 

2012年10月10日

スギブ科学研究所

   杉本 武繁