スギブ方式の燃焼と従来の燃焼の違い

 

実験で確認技術の内容を要約

 

1、スギブ方式の燃焼システムでは「燃焼炉内の炎の流体現象」が従来の燃焼とはまったく違い、炎の高速横流体現象によって炉内で炎の滞在時間が長く、ガス体の高速運動があるために燃料と空気(酸素)の混合がより均一化されたクリ-ン燃焼となり燃料の熱転換率の向上が特徴。

 

2.燃料のガス化の方法が従来の噴霧方式や加圧霧化の方式とはまったく違い、小さな穴のノズルを不要にした超微粒子のガス気体を発生させる新技術がある。

 

3.空気の直進の流れに対して、反作用が起こる、その相互作用の加速技術によって燃焼のラジカル反応の加速がある。

 この新しい気体発生原理現象のガス化方式では、加湿燃焼においても発熱量がアップすることをJISの発熱量測定によって確認している。(ほかの水の混合方式のエマルジョンなどは発熱量の低下があり、この点に違いがある。)

 

4.高速横(スパイラル)流体現象の炎の中では水分の超微粒子は分解され、燃焼であまった酸素は大気へ放出される。(スギブ方式では他の技術に比べて水分の混合比が極めて多い混合が可能である。それは炎の中で水分が分解されるから多くの水分の混合が可能である)

 

5.粘度の高い液状低質油や石炭の燃焼でも水分を混合しなくても排気ガスは煤塵がなく、 クリーンで天然ガスやLPGガスとほとんど同じ燃焼となる。(NOX.HC. CO などの値が極めて低く、水分を混合のガス化ではNOXは極端に低下、タール分も極端に低下される。

 

6.含水物のクリ-ン燃焼が可能。(含水汚染物のクリ-ン焼却が可)

 

7.バーナーが液状の燃料と固体燃料の兼用できる特徴がある。

 (注)既存のバ-ナ-にはこれらの燃料に一機種で対応のバ-ナ-はない。

 

(注)これまで大気汚染の発生源と言われている化石燃料の燃焼でも、スギブ方式では炎の中で水分の分解による大気に酸素を放出のメリットがある。

 

◎ スギブ方式のバ-ナ-では次の燃料の使用が可能である。

 

※ 各種の液状炭化水素(石油系)

  

重油=A:B:C油

廃油=エンジン廃油:食用廃油:その他のバイオ

固形燃料=石炭。

 

参考

ジェット戦闘機がマッハ2の飛行になれば、翼下部の表面は空気摩擦で500度にもなる。

 

スギブ方式では空気の流体現象を更に加速してラジカル反応を更に加速すれば分子摩擦を大きくして更に発熱向上が可能で今後の応用範囲が広がる。

 

2010年7月30日

スギブ科学研究所