基礎研究の発表から34年目に実用化にめど。
1975年設立:高知市内のスギブ科学研究所の基礎研究の応用技術。
高知大学名誉教授(理学博士)安井隆次氏が現職当時から研究者へ長年に亘る研究指導による研究実績を、大阪大学名誉教授(理学博士)平木昭夫教授特任教授、(国際会議「第十四回ディスプレー国際ワークショップ」(IDW)の最良論文賞を受賞)とそのグル-プが評価、環境産業界のニ-ズに適合の実用化への共同開発を行い試作機の段階でシステム開発に成功したもの。
システムの概説
【要約】
新技術は、耐火内装の回転炉内に内設した特殊機構内をド-ナツ形で高速回転の炎が高速燃焼で炉内を前進するのに対し、それとは逆に炎の中心奥部へ向かって燃焼用空気を吸い込む作用を有する特徴のバ-ナ-機能で含水、含油物、汚染土等をクリ-ン燃焼の新技術。
【現状の課題】
食品製造業界の残渣のような含水、含油物やダイオキシン汚染土等の無害化熱処理の方法では特殊な大型高温炉や溶融炉の巨大設備で無害化処理がされている。それらの巨大炉でも廃物の熱処理材を投入すれば一時的に炉内の一部分の温度が低下して炉内の温度が上昇するまでの間に有害物質が排煙に含まれる課題がある。
【新技術の解決手段】
ド-ナツ形で高速回転の炎が高速燃焼で炉内を前進する特殊なバ-ナ-を活用したことと、回転炉内に内設した熱処理材等の定量送り機構で炉内温度の安定化に成功、廃物の熱処理材の連続投入、連続排出を可能にした機構によって課題を解決しその燃焼熱で温水を取り出す新技術。
以上
※ 試作機は実験公開済。
日時 平成21年5月23日(土)午後1時30分-3時
場所 高知県南国市物部の工場敷地内
新技術公開の主催者
大阪大学名誉教授(理学博士) 平木昭夫特任教授とそのグル-プ。